京都女子大学国文学研究室
昭和33.4.25
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陳述及び叙述 50
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はしがき
 私たちのもつことのできる文化は、それがどのように片々たるものであろうとも、過去と無縁ではありえません。それは長い時間の連続のなかで、人間的なものと、風土的なものとによって育てられてきたものと言えましょう。ことに、ことばと、ことばによる産物は、人間の歴史のはじめにさかのぼり得る伝統をもっています。だから、私たちの国語・国文の内容も複雑多岐にわたっているのは当然です。その本質はもちろん、基礎的な知識の習得さえも容易なことではありません。そしてまた、その基礎知識の習得に労力を惜しむようでは、正しい理解はほとんど望めないと言っても過言ではありません。しかし、その惜しむべきではない労力も、できうれば安易に流れることなく、合理的に、少しでも軽減されることが望まれるべきでありましょうし、それによって学習がより効果的に行われるだろうことも明白です。
 本書編纂の趣旨は、それを思い、基礎知識とそれを得る指標となるべきものの集録にありました。もちろん、同様な配慮によって、すでに公刊されている書も少くはありませんが、本書は、それら類書に例を見ることのできぬ内容をもることに努めました。また項目によっては、不統一に見える部分もないわけではありませんが、それぞれの分野における学習の便宜に從ったものであります。しかもなお紙数等に制約されて詳説できなかったり、類書との重なりを避けて必要の限度をせばめた部分もあって、他日を期さねばなりませんが、本書をひもどかれる方々の御批判、御高見を得て、より充実した内容をもちたいと願っています。
昭和三十三年四月
京都女子大学国文学研究室


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 10:03:31