漢字要覧 一冊
 國語調査委員會?編。明治四十一年刊。本書は(一)漢字?の創製及び構造(二)漢字の變遷及び字體?(三)字音?及び字訓?(四)熟字?(五)本邦假借字?(六)本邦轉用字?等の大體の事について中等教育の參考書として編纂したものであって、その編纂の主旨上、専門的な研究を主としたものではないが、今日我々が用ふる漢字の起源。沿革。組織。意味等全般について簡明に説いてゐるので初學者にとって重要な參考書と言ふべきである。
(亀田次郎「国語学書目解題」)

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/PDF/kanjiyoran.pdf
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/992446
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1118426


  凡例
一 本書は漢字に関する大軆のことを知らしむるを以て目的として編纂せり
一 本書は現今の中等教育程度に於て必要なる範囲に止め、固より専門学者研究の為めに著したるものに非ざれば、成るべく簡易を主として、詳密なる議論は、総て之を避けたり。
一 本書の例に挙げたる文字言語は、総て普通に用ゐるものに就きて大概を示し、その奇僻に渉るものは之を取らず。但し六書の説明、及び文字の変遷、その他、已むを得ざる場合に於ては、三四の特例あり。
一 本書の編纂に関しては材料に供せし書は、尠からずと雖も、その中、特に初学の参考に必要なるもの数種を択びて、毎章の末に附録せり。
一 本書の編纂は、補助委員林泰輔、専ら之を担任したり。
(原文片仮名)


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Last-modified: 2020-08-15 (土) 20:42:57