研究資料日本文法第10巻
目次
1 修辞と文法 林巨樹
一 修辞と文法
ニ レトリーカ
三 修辞法大要
四 文法からの逸脱
五 文法論と修辞
六 語彙論と修辞
2 和歌・俳句の修辞 甲斐睦朗
一 問題提起
二 「修辞」研究史
三 和歌の修辞
知識としての和歌の修辞
理論化をめざす和歌の修辞
解釈から見た和歌の修辞
四 俳句の修辞
五 結びに代えて
3 道行文とその修辞 井手至
一 「道行」と土地讃美の意義
二 道行文の源流-上代韻文の道行文
三 道行文の修辞-院政・鎌倉時代の道行文
四 室町時代の道行文
五 近世の道行文ー結び
4謡曲の修辞 蜂谷清人
一 はじめに
二 能の台本としての謡曲
三 古歌・古詩の引用
四 名所・歌枕-例の名にし負う
五 序訶・掛詞・縁語など
六 おわりに
5 往来物・書簡文の修辞 橘豊
一 往来物の修辞
月次に配列する叙述法 語彙集型の叙述 目釣別に分類する叙述法
候文と雅文との区別
二 書簡文の修辞
書簡文の形式 無心の手紙 書簡体の小説
6 明治の美文 進藤咲子
一 落合直文の新国文
二 『美文韻文花紅葉』など
三 美文作法書など
四 修辞学書と美文
7 普通体と丁寧体 加藤彰彦
一 はじめに
二 ござる・であります体
三 普通文体
四 だ体
五 です・ます体
六 である体
8 現代文の修辞 中村明
一 配列
二 反復
三 付加
四 省略
五 間接
六 置換
七 多重
八 摩擦
9 漢文脈と和文脈 松原純一
一 和漢混淆について
二 和漢混淆の華『平家物語』
『平家物語』の語法の三要素
『平家物語』に含まれる漢文脈の由来
『平家物語』に含まれる和文脈の由来
『平家物語』に含まれる記録体の由来
三 その他の中世の和漢混淆について
『方丈記』について
『徒然草』について
四 近世の和漢混淆について
近世の文学
儒学の興隆
国学の興隆
五 近代の和漢混淆について
明治前半の文語文
近代及び現代の口語文
10 近代以前修辞法研究の歴史 猿田知之
一 はじめに
二 上代の修辞法研究
推古朝までの修辞
天武期以降の修辞
三 中古の修辞法研究
漢文修辞法研究
和文修辞法研究
四 中世の修辞法研究
漢文修辞法研究
和文修辞法研究
五 近世の修辞法研究
漢文修辞法研究
和文修辞法研究
六 結びにかえて
資料I 近世までの修辞研究書抄 〔猿田知之〕
文鏡秘府論(論対属)
済北集(答藤丞相)
禅儀外文集(序〉
作文大体(雑筆大体)
文筆問答抄(詩句法律事)
操觚字訣(篇法)
訓訳示蒙(抄)
文論(抄)
三のしるぺ(文のしるべ)
筱舎漫筆(抄)
資料II 1 近代以降の修辞研究書抄 〔猿田知之〕
修辞及華文
新美辞学
修辞学大要
2 枕詞一覧 〔桜井靖久〕
資料III 修辞法関係文献一覧 〔猿田知之〕