研究資料日本文法第4巻
目次
1 文の成分とは何か 京極興一
一 文の成分となる言語単位について
文節を文の成分とする説
詞を文の成分とする説
文の成分と助詞・助動詞
二 文の成分の分類
大槻文彦『広日本文典』
三矢重松『高等日本文法』
山田孝雄『日本文法論』・『日本文法学概論』
松下大三郎『改撰標準日本文法』
橋本進吉『新文典別記上級用』・文部省『中等文法』
時枝誠記『日本文法口語篇』・『日本文法文語篇』
渡辺実『国語構文論』
鈴木重幸『日本語文法・形態論』
2 修飾句と独立句と接続句 鈴木一彦
一 文とその部分
二 富士谷成章の挿頭
三 本居春庭の「詞天爾乎波のかΣる所の事」
四 明治初期の文の分析
『日本文典問答』
『日本中文典』
『日本小文典』
五 修飾句
六 独立句
七 接続句
3 連体詞の諸問題──研究史的視点を含む 鈴木英夫
はじめに
一 認定の遅れた理由
二 品詞としての名称
三 本格的な連体詞研究
四 最近の研究の動向
五 一般に連体詞とされる語
六 連体詞における問題点
むすび
4 接続詞の諸問題──その成立と機能 田中章夫
一 はじめに
二 接続詞の性格
三 接続の機能と接続詞
四 接続の形態とその分類
五 接続表現の様相
六 対等の接続(並立の接続)
七 承前の接続(条件の接続)
八 転換の接続
九 おわりに
5 感動詞・間投詞・応答詞 山口堯二
一 研究史覚え書
単一の品詞とする見方
感動詞の内分け
発達論・位相論的な見方
二 成分としての依存度
三 他品詞との移動関係
他品詞よりの転成・推移
他品詞への転成・派生など
四 感動詞の位相性
五 感動詞の語音構造
六 類語と意味の広がり
6 擬声語・擬音語・類態語 鈴木雅子
一 擬声語とは何か
二 名称について
三 通時的考察
上古
中古
中世
近世
近代から現代へ
四 現代擬声語の諸問題
終りに
7 あいさつ語について 宇野義方
一 あいさつの種類
二 あいさつ語
三 あいさつ語の場面
四 あいさつ語と文法
五 あいさつ語の型
六 手紙の末文のあいさつ語の型
七 あいさつ語の諸問題
8 外国語の挨拶語 澤登春焦
一 「ことば交わし」()
二 出会いと別れの挨拶
三 天候に関する挨拶
四 お祝いと悲しみの挨拶
五 お礼とお詑びの挨拶
資料I 近世以前の修飾句・独立句研究書抄 〔中山緑朗〕
奥義鈔(抄)
万葉集註釈(抄)
名語記(抄)
ロドリゲス日本大文典(抄)
かざし抄(抄)
雅語音声考(全)
語学究理九品九格総括図式・語学新書(抄)
資料II 1 「副詞の整理」 〔編集部〕
2 現行国語教科書にあらわれる接続語 〔広瀬佳子〕
資料III 副詞・連体詞・接続詞・感動詞関係研究文献一覧 〔中山緑朗〕