逸題
謄写版

広島県沼隈郡神村
昭和四年

pp.37-40
方言記事あり(語)

名詞
明日 あひた
蟻 ありんご
昨日 きによー
地面 どろべた
草原 だんばら
赤子 ねんね
左官 しやかん
乞食 へーとー、ほいとう
産婆 とらげばーさ
お手玉 おじやみ
釜 はがま
案山子 おどし
煙突 けぶりだし
燐寸 するび、するびーち
台所 だえーどころ
前掛 めあだり
汁 つい、おつけ
御飯 ごぜん、まんま
粽 つまき
膝 へだ
踵 きびし
単衣 ひてーもん、ひてーもの
兄弟 おとでし
伯叔母 おばん、おばさん
伯叔父 おっさん、おいさん
婿 もこ
身体 からど
梟 ふるつく
螢 ほーたろ、ほーたる
小牛 べべ、よーよー
春蘭 ぢーぼばー
土筆 ほーし
牛 ばーば
犬 とうとうのこ
魚 いを、たえーたえー
鰌 どんしよう
亀 どんがめ
筍 かっぽー
牛蒡 ごんぼー
紫蘇 ちそ、ちそー
外 あだ
周圍 もうり
悪戯 よーまー、わやく
毛虫 ほーじよう
痛み はしる
蜜柑 にがん
間 あえーだ
父様 おとつつあん
去年 けねん
来年 だえーねん
仰山 えつと
唇 くちべろ
紺屋 こうや
質 しち
醤油 しようい
蝨 しらめ
裾 そそ
襦袢 じばん
世間 しよけん
石炭 五平太
石油 せきたん
大根 であーこ、だいこ
唖 つばき
聾 づんぼー
毒 ろく
時計 ときえ
南天 なるてん
着物 きりもん、きりもの、べべー
舌 べろ
繩 なを
蛇 くちなを
簔 にの
指 いび
夢 いめ
油断 いだん
床の下 いかんひた
藺 ゆ
留守 ずす
井戸 つりい、かわ

代名詞
汝 おどれ、われ、おまえー
彼 あいつ、あえーつ、こにやーつ
私 わし、うら、うちらー、おら
彼所 あっこ
何奴 でー、でーつ、どれつ
此奴 こいつ、けー

形容詞*1
廣い ひれー
厚い あちー
輕 かりー
長い ながー、なげえ
狭い せまー、せまえー
圓い まりい
堅い かたー、かたえー
強い つえー
多い えっと
大きい おほけー
柔い やえー、やはしい
少い ちーと、ちよびっと
美しい べべー、けっこーな
痛い いたー、いたえー
寒い さびい、さみい
醜い いなげな
恐い ちょーてー、きょうてー、いびしい
甚い ひでー、ひどう
面倒 おとましい
是非 でつぴ
幾ら なんぼう
何故 なひて
連合ふ てーのー
教へる ゆうかす
泣く うどむ
餘程 えつぽど
動く いごく
追ふ ぼう
困る あづる
だいぶ だえーめん、えん
疊む たとむ
睨む ねらむ
覗く のづく

接続詞
それから せーから
それなら せーなら、そんなら、へーなら
それでは せーじやー
それで せーで
それなら せーちやけー

助動詞
ます まん
ません やんへん
である じや
あらう じやろー

助詞
ばかり ばー
から けー
しか はか
だけれど じやけーど
けれども けーども
だから ぢやけー 

感歎詞
いえ いんえ
あら ありやー
はい へー
こら こりやー

雜例
成さるな しやーがんな
しなさい しんやえー
[…]


*1 副詞・動詞も含む

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Last-modified: 2026-05-05 (火) 13:41:09