中村春作
市來津由彦
田尻祐一郎
前田勉
『続「訓読」 論 東アジア漢文世界の形成』
勉誠出版
2010.11.15
http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=28001
isbn:9784585280019
まえがき
中村春作「「訓読」論から東アジア漢文世界の形成を考える」
Ⅰ東アジアにおける「知」の体内化と「訓読」
齋藤希史「読誦のことば――雅言としての訓読――」
中村春作「琉球における「漢文」読み――思想史的読解の試み――」
辻本雅史「素読の教育文化――テキストの身体化――」
前田勉「明治前期の訓読体――言路洞開から公議輿論へ――」
[特論]
小島毅「どう訓むかという問題の難しさ」
伊藤英人「朝鮮半島の書記史――不可避の自己としての漢語――」
Ⅱ近世の「知」の形成と「訓読」――経典・聖諭・土着――
崔在穆「漢文の訓読、階層性、トポス――『春香伝』の「千字文プリ(唱)」を手掛りとして――」
田尻祐一郎「平田国学と『論語』――菊池正古『論語考』をめぐって――」
渡辺純成「満洲語思想・科学文献からみる訓読論」
木津祐子「唐通事の「官話」受容――もう一つの「訓読」――」
[特論]
澤井啓一「訓読から「辺境」を考える」
Ⅲ「訓読」と近代の「知」の回廊――文学・翻訳・教育――
川島優子「白話小説はどう読まれたか――江戸時代の音読、和訳、訓読をめぐって――」
勝山稔「近代日本における白話小説の翻訳文体について――「三言」の事例を中心に――」
木村淳「明治・大正期の漢文教科書――洋学系教材を中心に――」
[特論]
市來津由彦「中国思想古典の文化象徴性と明治・大正・昭和――『論語』を素材に――」
あとがき
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