辻村敏樹教授古稀記念 日本語史の 諸問題
明治書院
1992年3月30日

ISBN:4-625-42079-2


辻村敏樹教授略年譜・業績目録
櫻井光昭「表記から見た『宇治拾遺物語』の敬語のよみ」
近藤泰弘「丁寧語のアスペクト的性格――中古語の「はべり」を中心に――」
川岸敬子「『太平記』の「(ラ)ル」――「給フ」との比較から――」
韓美卿「捷解新語における一、二人称代名詞」
岡田袈裟男「江戸の翻訳文体と待遇表現――『唐訳便覧』にみる人称詞と敬意の表現――」
金榮順「対称詞の待遇性と文末との関係――妻が夫を呼ぶ場合――」
川口義一「議会における丁重語――謙譲語から尊敬語ヘ――」
坂本恵「丁重語と丁重文」
蒲谷宏「「お.ご~する」に関する一考察」
盧顕松「詞の敬語・辞の敬語」
菊地康人「敬語化・非敬語化のモデル」
久島茂「上代の「~終止形+ミユ」文の構造について」
細川英雄「感情形容詞研究の一視点――『万葉集』に見える「かなし」の意味分析から――」
鈴木豊「『日本書紀』声点本における濁音標示」
秋永一枝「「顕昭拾遺抄注」声点考」
森野崇「終助詞「かし」の機能」
佐藤栄作「字形から字体ヘ――『観智院本類聚名義抄』の「ツ」とそれに付された平声点をてがかりに――」
磯部佳宏「『平家物語』の要説明疑問表現」
今野真二「『たまきはる』のかなづかい――和語について」
金井英雄「出合資料としての『博士指口伝事』」
上野和昭「アクセント資料としての神原文庫本「名目抄」について」
桑山俊彦「近世初期咄本における格助詞「を」について」
高梨信博「近世前期の節用集四十七部非増補系諸本の系統関係」
坂本清恵「動詞未然形のアクセントと付属語の接続について――近松世話物浄瑠璃本を資料にして――」
近藤尚子「応氏六帖の諸本」
石綿敏雄「『増補華夷通商考』の外来語」
藁科勝之「『雨月物語』の表記と言語――アハレとアヤシ」
杉本つとむ「江戸期、ある〈音韻論〉を読む――鳥海松亭『音韻啓蒙』小察――」
武部良明「第一議会速記録の平仮名書きについて」
岩淵匡「振り仮名についての意識――文学界本『たけくらべ』の場合――」
野村雅昭「落語の演題の造語法」
中村明「「文体」概念の変遷――近代的文体論の成立まで――」
木村睦子「国定読本における可能表現」
氏家洋子「ノデス文の成立とその背――日本語史との対話――」
竹端瞭一「下越・新発田圏方言の現代史」
松木正恵「複合辞性をどうとらえるか――現代日本語における複合接続助詞を中心に――」
山口佳也「文節末の「か」の用法」
森田良行「新漢語成立に伴う動詞性の問題」


トップ   編集 凍結 差分 履歴 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2023-02-25 (土) 00:08:35