昭和51年11月5日 初版第1刷発行
W・A・グロータース
平凡社
まえがき
第一部 日本の方言地図とその解釈
1 時間と空間の接点にある方言
2 方言の変化と人間の社会
3 鳥瞰的広域言語地図と微細言語地図
付民衆語源について
4 糸魚川地方における標準語と同じ語彙体系の形成について
5 方言区画への出発
6 地図による語源の研究――糸魚川におけるモノモライの方言
7 モグラのしっぽ――言語地理学の一効用
8 方言地図の書き方と読み方
9 ジャガイモの方言分布を解釈する――『中国地方五県言語地図』を読んで
10 千葉県アクセントの言語地理学的研究
第二部 方言地理学の歩み
1 日本における言語地理学の始まり
付 『蝸牛考』――日本最初の言語地理学――のふるさと
2 構造言語地理学の新方法
コメント グロータース神父の論文を読んで(柴田武)
3 最近の欧米における方言研究
4 スイス・ベルギー・オランダにおける方言研究
ウィレム・A・グロータース年譜
あとがき(柴田武)
著書・論文目録
索引
欧文目次