ウルリッヒ・リンス
栗栖継訳
──迫害のなかのエスペラント
岩波新書 青946
1975.11.20
1 疑われた新しい言語の信奉者たち
帝政ロシアの検閲下でエスペラントの味わった生みの苦しみ
西欧への進出
国際連盟におけるエスペラントをめぐるたたかい
一九二〇年代の迫害
2 ユダヤ人と共産主義者の言語
新たな敵の台頭
統制団体化
禁止への道
エスペラントは単なる言語か
占領下の国々では
中立主義エスペラント運動に対する頂門の一針
エスペランチスト対エスペランチスト
3 東アジアでの迫害
中国
日本
朝鮮と台湾
4 シオニストとコスモポリタンの言語
ソヴェトにおけるエスペラントの開花と国際労働者エスペラント運動
SATの分裂とソヴェト・エスペラント運動の壊滅
社会主義と国際語
大粛正のなかのエスペランチストたち
東欧における大いなる沈黙
スターリン対マル
現在の必要
運動の復活
5 むすび
参考文献
訳者あとがき