上田賢治
国学
――草創期の人と業績
2005年4月15日
発行所◆有限会社アーツアンドクラフツ
ISBN:4-901592-27-0
序説 国学の光と影
はじめに
一、近世国学史の光と影
二、国家学・思想運動としての国学
三、〈たをやめぶり〉と〈ますらをぶり>
――その葛藤を超えて――
1 釋契沖
はじめに
一、契沖のアイデンティティー
二、契沖の信仰
三、神道と仏教
四、復古か古代憧憬か
2 下河辺長流
はじめに
一、長流の人間像
二、契沖との関係
三、長流の学問
3 戸田茂睡
はじめに
一、人格形成と思想傾向
二、歌文学の理論と神儒仏の理解
4 荷田春満
はじめに
一、伝記上の諸疑問
家庭における位置(八四)
別居独立と妙法院奉仕(八七)
赤穂浪士との関係(九五)
江戸での初期生活(一〇四)
東丸・春満の称(一〇七)
仕官問題(一〇九)
啓文に関する疑問(一一二)
二、学問上の諸問題
学問の系譜をめぐって(一三〇)
学問領域と基本態度(一四○)
方法論上の問題点(一五七)
残された問題(一六四)
啓文の思想(一七六)
5 荷田春満の神学
はじめに
一、方法論上の特色
二、世界構造の認識
三、神の理解
四、人間の存在分析と当為
初出誌一覧
国学の光と影……『民族と文化の発見』内野吾郎・戸田義雄共編・大明堂・昭和五十三年。
釋契沖 原「契沖論」・「国学院大学日本文化研究所紀要」第三十七輯・昭和五十一年。
下河辺長流 原「下河辺長流-国学の視点から見た人と学問i」・「国学院大学日本文化研究所紀要」第四十一輯・昭和五十三年。
戸田茂睡 原「戸田茂睡考」・「神道宗教」第九十・九十一合併号・昭和五十三年。
荷田春満の神学…「国学院雑誌」第八十巻十二号・第八十一巻一号・二号・昭和五十四年~五十五年。