上野陽一
昭和二十九年三月二十五日発行
大法輪閣
背表紙・表紙は『たれにもわかるハンニヤ心經』だが、
扉・刊記は『たれにもわかるハンニャ心經』
古語のセンサクはしない pp.28-29
仏教用の漢語はつかわない pp.30-31
サンスクリットはカナでかく pp.32-33
文体=口語と文語 pp.61-64
コトバよりも内容が大切 pp.85-89
シナ文字のモテアソビ pp.200-204
六、私は漢字全廃論者であり、カタカナのヨコガキを主張している。だから本書はできるだけ当用漢字以外の漢字は使わないことにした。そのため一行の中に、漢字が一つか二つしかないこともある。ひらがなダケが長くつづくと、よみにくくなるから、ところどころにカタカナをまじえてよみよくした。また語勢をつよめて、よんでもらいたいところにも、カタカナをつかつた。