中島利一郎
『卑語の起源──日本性語志』
雄山閣
昭和42.6.25発行
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中島利一郎『卑語考』と、ほぼ同内容。ページ構成も同じ。
色刷などはなし。
序 1
民族と性語 9
叙説 11
『記』・『紀』にあらはれた性語 22
女の語源 27
妻と嚊 34
山の神とお神さん 38
妻|覓《ま》ぐ 41
妻問ふ 46
夫婦《みと》、夫婦のまぐはひ 52
「みとあたはす」といふ言葉 63
女《め》、男《を》、陰陽《めを》、夫婦《めをと》 68
妹、妋、妹背 75
婚《くな》ぐ 82
久美度《くみど》 85
まながる、まなばしら 89
娶る 94
嫁ぐ 98
嫁、嫁入 100
呼ぶ、呼ばふ、夜這ひ 104
姫遊び 111
交はる 113
盛る、交む 115
番《つが》ふ 118
為《す》る 120
こなみ、うはなり 122
いろ、戀人 127
間男 129
たはく、媱 131
にゃけ 134
巫山戯 138
皮交 140
しなだり、しなだりくぼ、ひなさき 143
番登《ほと》、陰 146
保保《ほほ》、嗛《ほぼ》、煩煩《ぼぼ》 151
おめこ、おまんこ 154
倍倍《べべ》 157
久保 160
通鼻 167
曾曾《そそ》 171
陰核 173
貽貝増《いがひまし》 174
障《さは》り、月経 176
悪阻《つはり》 180
孕《はら》む 181
生む 185
生《な》す 186
ちんちん、ちんぽ 188
篇乃古《へのこ》 199
麻羅 202
角のふくれ 208
破前《はせ》、破勢《はせ》 210
さ閇――塞神信仰 216
亀頭《かりさき》 223
松茸 225
半割、二形 226
けつ、尻 228
後《うしろ》 235
前《まへ》 237
結論 240
よろめき 242
睾丸の弁・黄金の弁 243
睾丸の語源を尋ねて 245
福州音から 249
純国語から 252
黄金の辯 256
精《き》と黄《き》 258
結び 260
ふんどし考 263
踏通《ふみとほし》か、踏絆《ふもだし》か 265
「ふんどし」と朝鮮語 270
たふさぎ 272
九州方言の「へこ」 281
関東方言の「ててら」 283
私の「ふんどし」失敗談と「河東獅子吼」 285
湯巻 291
性神小記 295
「閇」と「さ閇」 297
性神について 299
塞神の本義は「さ閇の神」 304
道祖神、幸神と塞神 306
水城関と大伴旅人 309
太宰府の遊行女婦 311
民間信仰に於ける性神としての塞神 313
塞神、道祖神即性神の合理性 315
索引 321
索引目次*1 323