中村雄二郎『共通感覚論』

中村雄二郎
『共通感覚論』岩波現代文庫

第一章　共通感覚の再発見
　常識の地平を問うもの
　鎌田柳泓と戸坂潤の場合
　〈場としての約束事〉
　コモン・センスの精神病理
　五感の組み換え

第二章　視覚の神話をこえて
　視覚の逆理
　絵画の存在論
　脳の発達と視覚の支配
　触覚の現象学
　諸感覚の〈体性感覚〉的統合
　〈逆転視野の知覚〉問題

第三章　共通感覚と言語
　イメージと良識のはたらき
　言述の力とコモン・センス
　レトリック喪失の時代
　〈デカルト派言語学〉をこえて
　生活世界の二つの論理

第四章　記憶・時間・場所《トポス》
　記憶と人間
　古代〈記憶術〉の知
　センスス・コムーニスと記憶
　時間と共通感覚
　〈場所《トポス》〉の諸問題

終章
　開かれた展望
　残された問題

注

現代選書版あとがき
現代文庫版によせて

[解説]私事と共通感覚　木村敏

索引

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http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0792.html
http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/60/4/6000010.html