中野卓編著 日記
これは大正九年つまり一九二〇年生れの男の于が、昭和十年から十四年にかけて書いた中学生日記(一九三五ー三九年)です。それを後年、彼が大人になって「自分史」を書こうとする立場から、中学生時代の日記を通読し抄録したものです。日記帳のなかに貼付けてあったり挿み込まれていたりした葉書や手紙、手紙の控えなど、往復書信も抄録しました。日記執筆者は中学生時代の私で、編者は現在の私です。
初版第1刷発行 1989年5月15日 株式会社新曜社