久米幹文編『日本文栞』

久米幹文

巻二
明治廿二年十一月一日出版
吉川半七

山館冬来　高尚
時雨　黒川真頼
氷初結　広足
雨中落葉　萩子
園中残菊　春野
山家冬至　幹文
埋火の詞　夏蔭
爐邊閑談　榲邨
水鳥　武郷
朝雪　豊穎
雪のおもしろきはいかなるをりぞと人のとへるにこたふ　萩子
雪中遊興　春野
雪中眺望　橘守部
寒江垂釣　山田常典
梅花先春　春野
驛路　広足
漁村　広足
閑居待友　大澤清臣
ひとり言　内遠
以人爲鏡　武郷
夢にむかしのことを見る　間宮永好
をさなき兒をさとす詞　豊穎
鵯越　弘恭
紫といふもののことば　内遠
酒の説　安昌
蒸気車　武郷
稲掛昭隆が家の業のみかべの詞并歌　本居宣長
堅田の藤の記　下河辺長流
出羽の秋田の蕗のかたに書つけたる詞　守部
角力をみる記　高尚
能を見る記　萩子
行幸を拝む　武郷
鹿苑院金閣図賛記　夏蔭
山水の画を見る記　夏蔭
浅間山　翁満
御岳山記　西川須賀雄
松島記　幹文
修善寺湯治記　清臣

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