平13
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はしがき
序章 仮名表記史記述の試み
第一章 平安時代末期から鎌倉時代初期の諸相
第一節 概観
第二節 各資料に就いて
一 伝西行筆益田家旧蔵『一条摂政御集』
二 冷泉家時雨亭文庫蔵『曽丹集』
三 冷泉家時雨亭文庫蔵『出羽弁集』
四 冷泉家時雨亭文庫蔵『行尊僧正集』
五 冷泉家時雨亭文庫蔵『六条院宣旨集』
六 伝西行筆出光美術館蔵『中務集』
七 冷泉家時雨亭文庫蔵『中御門大納言殿集』
八 宮本長則氏蔵伝西行筆『山家心中集』
九 冷泉家時雨亭文庫蔵『近衛大納言集』
一〇 伝西行筆『躬恒集』
第三節 まとめ
一 資料に関して
二 かなづかいについて
三 異体仮名の使用について
第二章 仮名文字遣
第一節 書記の単位
一 かしこくなる仮名
二 書記における「行」意識
三 分節機能からみた重点
第二節 中世の仮名文字遣の諸相
一 大山祇神社連歌にみられる仮名文字遣
二 荒木田守武独吟千句の「仮名文字遣」
三 もう一つの変字法
四 仮名文字遣からみた日本大学図書館蔵本『土佐日記』
五 仮名文字遣からみた『落葉集』
六 『落葉集』の仮名文字遣
七 仮名文字遣の消長
第三章 中世のかなづかい
第一節 鎌倉時代のかなづかい
一 尊経閣文庫蔵『閑居友』のかなづかい
二 金沢文庫旧蔵『たまきはる』のかなづかい
第二節 室町時代のかなづかい
一 連歌書のかなづかい
二 大山祇神社連歌のかなづかい
三 荒木田守武のかなづかい
第三節 かなづかいの「ゆれ」
一 かなづかいのゆれ
二 「誹諧」連歌のかなづかい
三 仮名遣書のゆれ
第四節 かなづかいの転換期
一 かなづかいの転換期
二 『新撰仮名文字遣』の新しさ
第四章 表記の層
第一節 慶應義塾図書館蔵『横笛物語』の表記をめぐって
第二節 表記の層
第三節 平仮名による振仮名
附章 臨摸本における本文転化
第一節 書陵部蔵本『遺塵和歌集』の場合
第二節 『六条院宣旨集』と『躬恒集』との場合
一 『六条院宣旨集』について
二 『躬恒集』について
あとがき
索引