http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/i/kokusyo_i091.html>
いろはせいぽでん
  以呂波聲母傳 寫本 一巻 多田義俊
 いろは四十七文字に悉く聲音の根源なる由を論じたるものなり。以は息にかゝる訓なりといふが如く、種々詞の出所などを論じたり。更にいろは訓義等に就て同人の著したる「いろは訓義」あり。前に解題す。

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/a/kaidai_a035.html>
  多田義俊撰  寫本
この書は、語源を説きたるものにて、イロハ四十七字をあげて、字毎に音義をしるせり、其説にいはく、

これにて、おほよそ其大體をうかゞふベし、
卷首に假名文字の由來をのべて、片假名を吉備公の作とし、平假名を弘法の撰べる
ものゝよしにいへり、又いはく、

音配傳の事は別にあげおけり、奥書にいはく、


右以呂波声母傳者 官家芝山宰相廣豊卿極秘之口傳也 日本古今之記録以是考合為初学之定所也 甚雖為秘事因門人小林氏強請 不能固辞筆授之 漫不許他見矣 于時延享三年九月下旬 多田兵部源義俊

按するに、同文通考卷三にも、此書を「官家芝山宰相殿秘本也」といへり、日本聲母傳と其説はほゞ同じけれど、彼の書には、「三坂友之進勝有」といふ人より傳へたるよしいひ、こゝには芝山家の口傳といひ、其由來を、ことにせるは何故か詳ならす、

芝山広豊


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 08:44:33