http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/50351415.html>
初心假名遣 語學書 一卷
【著者】未詳
【刊行】元禄四年八月
【内容】假名で書く時、假名遣の誤りなからしめんため作つたもので、天地・時節・家屋・國名・所名・神祇・釋教等三十二門に分けて、假名の誤り易い語を擧げ、語毎に誤れる假名と正しき綴名と漢字とを示してある。その假名遣は主として定家假名遣(假名遣參照)に基づいた。なほ卷末に定家假名遣に二様に書いた假名(「をなじ[うなじとも]項」の類)、同語で場合に依つて假名を異にするもの(「をやこ親子、おやの時はお也」の類)、并に「一歩」(別項)に依つて定家假名遣を正したもの(おいて、負。是誤也。負の字はおふ、おひ、おへと通ふ故ひの假名也」の類)。及び五十音圖等を擧げげてゐる。   〔龜田〕

亀田次郎 新潮日本文学大辞典</Div>


初心假名遣 一巻一冊
 著書はわからない。元祿四年刊。「定家假名遣」を基礎として天地・時節・家屋・國名・所名・神祇・釋教等三十二門に分け、誤れる假名、正しき假名、漢字と三段に組んで語を列擧してゐるもので、「定家假名遣」を幾分増訂した程度のものである。
(亀田次郎「国語学書目解題」)

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/s2/kokusyo_si185.html>
しよしんかなづかひ
   初心假名遣 一巻
 定家かなつかひによりて、天地、時節等の三十二門を分ち、正しとするもの、誤れりとするもの、及び漢字等を列擧したるものなり。尚定家かなづかひの用法、誤謬等をも掲げたり。元祿四年辛未〔二三五一〕の作。同年出版す。

岩波日本古典文学大辞典 遠藤和夫


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Last-modified: 2022-08-07 (日) 23:44:41