まえがき 読売新聞西部本社取締役・編集局長 渡井真
博多弁 原田種夫 9
 根強く残るお国手形 11
 ルーツ不明の生活語 15
 通じなかった「せきます」 20
 現代に息づく古語 25
 博多版植物辞典 29

宮崎弁 黒木淳吉 35
 特色がないといわれるが…  37
 家中語から町内語へ 41
 "島津色"残る諸県方言 45 
 語尾の優雅な日南弁 50
 「よだきい」「のさん」気質? 54
 古風なひびきの椎葉 59

熊本弁 福島次郎 65
 微妙に違う八代と天草 67
 愛すべき粗野と悲哀 71
 動的感動「むしゃのよか」 75
 オッペシャンとグジャッペ 80
 わが身知る女の「むぞうらしさ」 84
 戦後大流行した「かもちゃなん」 88

佐賀弁 志津田藤四郎 93
 「ズ」と「ヅ」の発音はっきり区別 95
 中世の普通語が骨格 99
 底流に葉隠の精神 104
 東部と西部で使い方に差 108
 消えた意味の軌跡 112

大分弁 小郷穆子 117
 豊後の"ヨダキズム" 119
 頑固に守る王朝の古型 23
 演歌にならぬ「大分の女」
 「なおす」と言われ「腹かいて」 133
 エキゾチヅクな「雨漏り」 137
 さすらいの方言マン 142

長崎弁 田栗奎作
 諸国方言のるつぼ 51
 新顔チャンポン 
 自由で粋な流行 
 陽気な風土、多い強調語 
 豊富なたとえの表現 168

鹿児島弁 夏目漠
 動乱の言葉 
 地名、人名まで短絡化 
 気風育てた荒い音感 
 助詞が名詞に追突 188
 "突飛語"だらけ 
 「ケ」四字で完結文 

(番外)山口弁 福田百合子 
 方言を効果的に生かす若者
 若者たちに方言志向
 律義さと共通性への開放感
 多様な「痛み」の表現
 微妙に異なる言語区域 222
 人間関係示す待遇表現 

カット版画 村上無幸
装幀・装画 熊谷博人


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 10:01:18