砺波今道

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こうおんようじかう
   喉音用字考 寫本 一巻 礪波《トナミ》今道
 韻鏡の圖によりて、上の喉音三行の位置を考説したるものにて、三行通別、喉音十五轉、聲韻用宇考、二牟の差別等をも論ぜり。安永六年丁酉〔二四三七〕十月の作。

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こうおんようじかう 喉音用字考
  礪波今道撰  自序、安永六年十月成る、寫本
この書は、韻鏡藤氏傳字音假字用格磨光韻鏡等によりて韻鏡の圖上の喉音三行の定位を考へたるものなり、其説にいはく、阿行は必ず影母四位の間に取、耶行は必喩母第四位の字のみを取、倭行は影曉、匣喩にわたりて其合轉にとれるに、必影喩の第四位を除けりと、なほ、三行通別、喉音十五轉、聲韻用字考、二牟(ンム)の差別、解惑等の説をも述べ記たり、
按するに、喉音三行定位の説、世に行はるゝは、漢呉音圖をはじめとす、此の書、それよりも先になりたるものなるべきか、二牟の説も粗なれど奈万之奈等とあはせ考ふべきものなり、撰者は、「靜舍うし」云々と自序にいへるによれば、加藤宇萬伎の門人に哉、未其事跡をしらず


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 09:57:26