岩波日本古典文学大辞典 安田章
新潮日本文学大辞典 増補 山田忠雄
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あいのうせう
壒嚢鈔 七巻 僧行譽
和漢の故事、國字、漢字の義理、言語の起源等、凡そ五百三十六項を説明理解したるものなり。種々雑事を取り交ぜて紹介せるより、塵の意をとり、壒嚢鈔とは名けたるなるべし。本書を増補したるものに、「塵添壒嚢鈔」あり。文安三年丙寅〔二一〇六〕五月に作れること、其の奥書に見えたり。著者行譽の事は「観勝寺金剛佛子行譽」とあり。
国語史辞典 金田弘