――誤解と誤訳の近現代史
多賀敏行

2004.9.20


まえがき
第1章 「日本人は十二歳」の真意――この一言で、マッカーサー元帥は日本人に嫌われてしまったのだが……。
第2章 「エコノミック・アニマル」「ウサギ小屋」は悪口か――二つの言葉には、日本への意外な高評価が隠されていた。
第3章 アーネスト・サトウと山下将軍の無念――外交の場では小さな勘違いが致命傷になる。そこに悪意はなくても……。
第4章 暗号電報誤読の悲劇――日米開戦前夜――悪意に溢れた米国側の「誤訳」が、日米開戦のきっかけだった!
第5章 漱石の鬱屈、魯迅の感動――イギリスで屈辱を味わった文豪と日本の人情に触れた文豪。
第6章 ダイアナ妃とブッシュ・シニアの文法――世界を揺るがせたプリンセスの三人称。大統領が見せた言語学の知識。
第7章 存在しない「グローバル・スタンダード」という言葉――政財界がお題目にした「基準」は、日本でしか通用しない言葉だった!
第8章 ブッシュ・ジュニアの国連演説――単数か複数か、それが大問題だった。イラク戦争を巡る駆け引き。
第9章 騒動の中心はたったひとつの言葉――「うすのろ」「強情者」呼ばわりで大統領も首相も激怒。
あとがき
付録
1マッカーサーの上院答弁
2日米開戦直前の電報原文
3ウサギ小屋騒動のもとになったECの報告書


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 00:21:09