小松英雄
「アクセントの変遷」
(一九七七)
『岩波講座日本語5音韻』岩波書店
はじめに
一 文献資料
1 文字による注記
2 声点による注記
3 墨譜による注記
4 仮名による高低の書き分け
5 類別によるアクセント史の跡付け
二 曲調音節
1 下降調
2 上昇調
三 複合語とアクセント
1 複合動詞における語形の回帰
2 名詞における連接と複合
3 複合に伴うアクセント調整と連濁
4 語形回帰の動因
5 複合と意味
四 アクセントの体系的変化
1 二音節名詞
2 三音節名詞
3 一音節名詞
4 四音節名詞
5 名詞アクセントの総括
五 日本語アクセントの体質変化
1 語頭音節の高低に関する法則
2 日本語アクセントの体質変化
参考文献
秋永一枝『古今和歌集声点本の研究資料篇』校倉書房、一九七二年。
大野晋「仮名遣の起原について」(『国語と国文学』二七巻一二号、一九五〇年)。
金田一春彦「日本四声古義」(寺川喜四男他編『国語アクセント論叢』法政大学出版局、一九五一年)。
金田一春彦『四座講式の研究』三省堂、一九五五年。
金田一春彦『国語アクセントの史的研究原理と方法』塙書房、一九七四年。
国立国語研究所編『日本言語地図6』(二五九図)、国立国語研究所、一九七五年。
小松英雄『日本声調史論考』風間書房、一九七一年。
小松英雄『国語史学基礎論』笠間書院、一九七三年。
佐佐木隆「平安末期における〈上東〉型名詞の存在について」(『文学』四一巻八号、一九七三年)。
関一雄『国語複合動詞の研究』(第一章・第一節)、笠間書院、一九七七年。
服部四郎「補忘記の研究-江戸時代初期の近畿アクセント資料として1」(日本方言学会編『日本語のアクセント』中央公論、一九四二年)。
望月郁子「声点の認定をめぐる二三の問題」(『類聚名義抄四種声点付和訓集成』付論、笠間書院、一九七四年)。