小林祐子
1975.8.1
ELEC
目次
はしがき 3
I 文化と文化の出合い 9
あてにならない「見たまま」
文化的盲目
II ことばに表わされた表情
1.人体地図の比較 15
とらえにくい身ぶりの描写
2つの解読作業
ことばに「作られた体」
handのない人形
行動の原動力のfoot
面をはがせばhead
「クビ」と「クビ」
「鼻」と「口」のあいだ
とらえにくいlap
「肩の広い」英米人
「腰がない」英米人
2.表情描写の比較 33
2.1 目もとの夫情
ことばに「作られた表情」
目を細める
目尻をさげる
眉一つ動かさない
(柳)眉を逆立てる
目をつりあげる
眉をあげる
眉をしかめる
白い眼をむく
目をクルクルさせる
上目をつかう
2.2 口もとの表情
口もと
口があく
口をとがらす
口をすぼめる
歯をくいしばる
歯ぎしりをする
唇をかむ
口をへの字に曲げる
あごを出す
もう一つの「あごをつき出す」
あごを引く
2.3 顔の表倩その他
小鼻をふくらます
鼻をうごめかす
鼻をツンと立てる
鼻白む
ふくれっつら
顔の色
2.4 体の感情表現
肩をそびやかす
胸をはる
肘をはる
肩腰縮める
背筋をのばす
しゃちほこ張る
「肩凝り」現象
IIIことばに表わされた身ぶり
1.記号としての身ぶり 91
身ぶり言語の守備範囲
身ぶり言語の読み違い
気づきにくい行動様式の違い
表記されない前提の違い
類推をよぶ描写の余白
2・身ぶり描写の比較 105
2.1 はじめに
2・2てれ,はじらいのしぐさ
頭をかく
首筋に手をやる
首をすくめる
舌を出す
面を伏せる
口を隠す手
2・3 落着きのないしぐさ
体にさわる手
ものにさわる手
足の動き
2・4意思表示のしぐさ
うなずく
首をふる
首をかしげる
手をふる
掃きおとす手
肩をすくめる
開いた手
お手あげ
説得にものいう足
説得に働く手
2・5威嚇的なしぐさ
握られたこぶし
威嚇的近距離
挑戦の構え
足での威嚇
一騎打ちの構え
2・6子供に対する制裁
げんこつ
つねる
襟くびをつかむ
ける
2・7 身繕いのしぐさ きものと洋服
ほつれ髪
2・8 身だしなみ
2・9 儀礼的しぐさ
正座
お辞儀
小腰をかがめる
片手の礼
おし頂く手
揃えた手先
3.暗号的,身ぶりの比較 177
3・1 まじない
おはらい
眉つば
手につばする
万歳
ゆびきり
祝福のしぐさ
胸に切る十字架
幸運のまじない
3・2 あてぶり
人間関係
頭に生えた角
チャンバラ
天狗
しまり屋
打ち首のまね
頭のおかしな人
お金