小林賢次
1996
ひつじ書房


はしがき
序章 条件表現の体系とその分類
 一 近代以前における条件表現の把握
 二 近代における条件表現の分類・研究
  二・一 山田孝雄の分類(3)
  二・二 松下大三郎の分類(4)
  二・三 阪倉篤義の分類(7)
 三 本書における分類

II 条件表現の接続詞
第十一章 狂言台本における順接仮定条件の接続詞
「サラバ」から「ソレナラバ」へ
 一はじめに
 二仮定条件を表す接続詞の概要
 三虎明本と虎寛本との比較帰結句の分布及び場面・文脈-
  三・一 サラバ(2)
  三・二 サアラバ(762)
  三・三 ソレナラバ(962)
  三・四 ソノ儀ナラバ(172)
  三・五 ソレナレバ・ソノ儀ナレバ(272)
  三・六 左様ナラバ(372)
  三・七 サテハ・スレバ(472)
 四 他資料との比較から
 五 おわりに

第十二章 「サテハ」と「スレバ」
条件的接続詞としての消長
 一 はじめに
 二 虎明本「サテハ」から虎寛本「スレバ」へ
 三 「サテハ」「スレバ」の成立と発達
  三・一 サテハ
  三・二 スレバ
 四 近世上方語における「サテハ」と「スレバ」
 五 おわりに

第十三章 院政・鎌倉時代における接続詞「タダシ」
 一 はじめに
 二 「タダシ」の意味・用法
 三 中古における「タダシ」の概要
 四 「今昔物語集」の場合
 五 院政・鎌倉時代における「タダシ」
 六 おわりに

第十四章 狂言台本等における接続詞「タダシ」
 一 はじめに
 二 室町時代における「タダシ」
 三 狂言台本における「タダシ」
 四 近世の諸文献における「タダシ」
 五 おわりに
皿条件表現の地理的分布と史的変遷
『方言文法全国地図』をめぐって

第十五章 確定条件の表現形式の地理的分布と史的変遷
 一 はじめに
 二 「から」と「ので」に対応する表現形式
 三 史的変遷とのかかわり
  三・一「サカイ」系の語の歴史と分布
  三・二「カラ」の発達
  三・三「ケー」「ケン」の分布と語源
  三・四「デ」「ノデ」の発達
 四 「けれども」「のに」に対応する表現形式
 五 おわりに

第十六章 仮定条件の表現形式の地理的分布と史的変遷
 一 はじめに
 二 「方言文法全国地図」第三集の項目
 三 完了性仮定・非完了性仮定の表現形式
 四 形容詞の仮定法
 五 おわりに

付章 森鴎外『舞姫』における条件表現
 近代文語文の読解と文法指導――
 一 はじめに
 二 「已然形+バ」の用法
 三 「未然形+バ」の用法
 四 おわりに

条件表現史関係文献目録
あとがき
索引


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 09:58:49