平安朝時代の草假名の研究 一冊
尾上八郎著。大正十五年刊。先づ確實なる資料を蒐集してこれを研究し、更にこれ等を比較對照して書風の系統變遷の跡を考究し、最後に草假名と文學上との関係について論述してゐるものであって、草假名の學術史的研究に大貢献をなしてゐるのみでなく國語學・國文學或は國史學等の資料研究に大なる寄與をなしてゐる。猶同著者の「歌と草假名」大正十四年刊は平安朝時代の草假名について比較的平易に記したものである。
(亀田次郎「国語学書目解題」)
http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/50351382.html
http://opac.ndl.go.jp/recordid/000000595091/jpn