尾崎知光
国語学史
――近世の活語研究を中心として
1983
笠間書院
まへがき
第一章 文法研究史の素描――上代から近世にいたる――
一 文法研究の歴史――上代から近世まで――
第二章 近世以前の二、三の問題
一 上代国語学史における二、三の問題
二 『手爾葉大概抄』の伝流について――鈴木朖から時枝学説にいたる――
三 中世における「体用」の観念とその展開
第三章 本居宣長に関する問題
一 本居宣長の初期てにをは研究への道程
二 『てにをは紐鏡』の成立とその学説
三 『三集類韻』の検討――『ひも鏡』との関係をめぐって――
四 『活用言の冊子』から『御国詞活用抄』へ――川村本御国詞活用抄と御国辞活用鏡――
五 『排蘆小船』は宝暦八、九年の作か
第四章 宣長の周辺・富士谷成章などに関する問題
一 柴田常昭『詞つかひ』――その学説の主要点について――
二 富士谷成章の周辺についての覚書
三 『富士之山文』について
第五章 鈴木朖に関する問題
一 鈴木朖の国語学――『活語断続譜』『言語四種論』『雅語音声考』の関連について――
二 『活語トマリモシノ説』の考察――その成立と本居先生――
三 『活語トマリモシノ説』の紹介・翻刻
四 京大蔵伴信友校蔵書『言語音声考・言語四種別考』について
五 『活語断続譜』などの成立をめぐって
六 『活語活用格』の成立
七 中山清寛の『見聞録日記』と鈴木朖
第六章 本居春庭・義門に関する問題
一 初稿本『詞八衢』――その内容と成立について――
二 『詞通路』における自他と延約
三 『詞通路』における「兼用の事」について
四『道廼佐喜草』について
五 義門の活語研究の一過程――改稿本『詞の道しるべ』について――
第七章 富樫広蔭に関する問題
一 富樫広蔭の文法学説――その主要点と春庭の学説の継承にふれて――
二 新出本・富樫広蔭『詞八衢捷径』について(付復刻)
三 書入本による『詞玉橋』寸見
四 草稿本『詞玉橋』の成立
五 『詞玉橋』の学説の成立――神宮文庫本による――
六 広蔭の古今集研究――『古今和歌集紀氏直伝解について』――
七 富樫広蔭の未知の著書について
第八章 『詞八衢』に関する資料
一 初稿本『詞八衢』の影印・翻字について
二 同影印
三 同翻字
索引
後記
第一章 文法研究史の素描――上代から近世にいたる――
一 文法研究の歴史――上代から近世まで―― 昭和五十一年十二月(岩波講座日本語文法1)
第二章 近世以前の二、三の問題
一 上代国語学史における二、三の問題 昭和三十八年十一月(愛知県立女子大学紀要13)
二 『手爾葉大概抄』の伝流について――鈴木肢から時枝学説にいたる――
昭和五十三年・三月(愛知県立大学文学部論集27)
三 中世における「体用」の観念とその展開 昭和五十二年三月(愛知県立大学文学部論集26)
第三章 本居宣長に関する問題
一 本居宣長の初期てにをは研究への道程 昭和五十四年三月(愛知県立大学文学部論集28)
二 『てにをは紐鏡』の成立とその学説 昭和四十九年十二月(愛知県立大学文学部論集25)
三 『三集類韻』の検討――『ひも鏡』との関係をめぐって―― 昭和五十二年十二月(国語と国文学五四ノ三)
四 『活用言の冊子』から『御国詞活用抄』へ――川村本御国詞活用抄と御国辞活用鏡――
昭和五十六年三月(愛知県立大学文学部論集30)
五 『<del datetime="2010-09-27T21:33:56+09:00">掘蘆小船</del>排蘆小船』は宝暦八、九年の作か 昭和四十七年九月(文学語学65)
第四章 宣長の周辺・富士谷成章などに関する問題
一 柴田常昭『詞つかひ』――その学説の主要点について―― 昭和五十一年一月(文学・語学75)
二 富士谷成章の周辺についての覚書 昭和五十七年九月(国語学史論叢)
三 『富士之山文』について 昭和五十二年三月(愛知県立大学文学部論集26)
第五章 鈴木朖に関する問題
一 鈴木朖の国語学――『活語断続譜』『言語四種論』『雅語音声考』の関連について――
昭和五十二年十一月(松村明教授還暦記念国語学と国語史)
二 『活語トマリモシノ説』の考察――その成立と本居先生―― 昭和四十九年九月(郷土文化二九ノ一)
三 『活語トマリモシノ説』の紹介・翻刻
四 京大蔵伴信友校蔵書『言語音声考・言語四種別考』について 昭和五十二年八月(文莫二)
五 『活語断続漕』などの成立をめぐって
六 『活語活用格』の成立 昭和五十五年四月(文莫五)
七 中山清寛の『見聞録日記』と鈴木朖 昭和五十八年六月(文莫八)
第六章 本居春庭・義門に関する問題
一 初稿本『詞八衢』――その内容と成立について―― 昭和五十年八月(国語と国文学五二ノ八)
二 『詞通路』における自他と延約 昭和五十年十二月(愛知県立大学創立十周年記念論集)
三 『詞通路』における『兼用の事』について 昭和五十八年三月(愛知県立大学文学部論集32)
四 『道廼佐喜草』について 昭和五十三年七月(国語と国文学五五ノ七)
五 義門の活語研究の一過程――改稿本『詞の道しるべ』について――昭和四十三年十二月(愛知県立大学文学部論集19)
第七章 富樫広蔭に関する問題
一 富慳広蔭の文法学説――その主要点と春庭の学説の継承にふれて―― 昭和五十八年三月(説林31)
二 新出本・富樫広蔭『詞八衢捷径』について(付復刻) 昭和五十二年十一月(名古屋大学国語国文学41)
三 書入本による『詞玉橋』寸見 昭和三十一年五月(国語と国文学三三ノ五)
四 草稿本『詞玉橋』の成立 昭和三十二年十二月(国語と国文学三四ノ三)
五 『詞玉橋』の学説の成立――神宮文庫本による―― 昭和四十八年十二月(説林22)
六 広蔭の古今集研究――『古今和歌集紀氏直伝解』について―― 昭和三十四年十二月(愛知県立女子大学紀要10)
七 富梶広蔭の未知の著書について