市川森一
九州弁小説
明治初期
長崎
isbn:9784062770255
isbn:9784062770262

 御一新までは、諫早と深堀は共に佐賀本藩の飛び地の属領だったので、なにかと交流も多く、ことば訛りも佐賀弁を基本とする点で共通している。同じ訛りで鼎之助も他国にいる気がしない。

 のぼせもん、とは佐賀弁で、血の気の多いやんちゃ者とでもいった意味合いだろうか。


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 10:01:02