新潮日本文学大辞典 藤川忠治

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ゆうさいおうきゝがき
   幽齋翁聞書 二卷  佐方宗佐
 和歌作法に關する口傳書なり。細川幽齋より聞書せるより名とせり。題歌の事、本歌可取やうの事、風體の事、歌合の歌の事、字體の事、十體の事、六義の事、其の他、作歌上用意の條項を説示せるものなり。刊行の由來に就きては以敬齋長伯の跋に詳なり。曰く、「這の書は大藏卿二位法印和歌讀方の御物語を、佐方宗佐のぬし、つねに御前にさふらひて、書き記されたる趣、序文に見えたり。凡そ二條家に用ふる所の和歌讀方の抄物、數ある中にも、わきて此の書はひろくとき、つつまやかに教へて、讀方に於て殘りなく、尤も初學階梯の至寶なるべし」云々と。享保二年丁酉〔二三七七〕の著にかゝる。
◎佐方宗佐のことに「かやぐさ」の下にあり。

細川幽斎聞書
耳底記別録


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 00:20:46