松村明
『日本語の世界 2 日本語の 展開』中央公論社
1986.3.20

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第一章 言文二途へ・話しことばと書きことば・
  中世の国語
  話しことばと書きことば
  話しことばによる言語生活
  読み書きの言語生活
  方言の進出と中央語
  連濁
  連声
  唐音語

第二章 上方語と江戸語
  江戸時代の国語
  上方語の例
  江戸語の成立
  江戸語の資料
  戯作物に現れた江戸語
  江戸語における上方語要素
  江戸語の諸相
  江戸詞と本江戸
  方言書に見られる上方語
  方言書に見られる江戸語
  江戸語の共通語化

第三章 近世の音韻と音韻現象
  『天草本伊曽保物語』とそのローマ字綴り
  キリシタン版に見られる日本語
  オ列長音の開合の区別と四つ仮名
  本江戸と江戸訛り
  『和英語林集成』の江戸語観
  江戸語の発音上の特徴
  「クヮ」「カ」の混同
  江戸訛りと東京語

第四章 動詞、活用の移り変り
  二段活用の一段化
  九種類の活用から五種類へ
  動詞活用の基本的性格
  下一段活用の出現
  ラ行変格活用の消滅
  混合活用における終止形と連体形
  室町末期までの二段活用の一段化
  江戸時代における一段化
  サ行変格の一段化
  カ行変格の一段化
  動詞の活用の変遷
  下二段から下一段・四段になった動詞
  ラ行四段特別活用
  動詞「蹴る」の場合
  四段から上一段になった動詞
  動詞「恨む」の場合

第五章 条件表現の移り変り
  既定と仮定
  『遠鏡』の口語訳(1)順接
  『遠鏡』の口語訳(2)逆接
  口語訳は京ことば
  江戸語の未然形
  仮定形の成立
  形容詞・形容動詞の未然形
  形容詞・形容動詞の仮定形
  現代語の「から」と「ので」
  明治期の「から」と「ので」
  近世の「から」と「ので」
  「さかい」と「から」
  「さかいで」「さかいに」
  「ほどに」
  「によって」
  「ゆえ」「ゆえに」

第六章 女房詞と女性語
  位相による言語の違い
  女性語の語例(江戸語)
  『日葡辞書』の婦人語
  女房詞
  『大上臘御名之事』の女房詞
  女房詞の作られ方
  女房詞の普及
  『女重宝記』の女ことばづかい
  『女重宝記』の大和詞
  「ひもじ」から「ひもじい」へ
  一般化した女性語
  廓ことば
  遊里関係の用語
  「ん」入りの文末語
  「ざます」「なます」
  吉原言葉
  ざんす言葉・ざあます言葉
  幼児語

第七章 漢語と外来語
  湯桶読み
  湯桶読みと重箱読み
  『浮世風呂』(男湯)に見られる漢語
  『浮世風呂』(女湯)に見られる漢語
  『折りたく柴の記』の漢語
  外来語について
  ポルトガル語からの外来語
  スペイン語からの外来語
  オランダ語からの外来語
  英語からの外来語
  フランス語からの外来語
  ロシア語からの外来語
  ドイツ語からの外来語
  イタリア語その他からの外来語
  外来語の片仮名表記
  キリシタン版での外来語表記
  『破提宇子』その他の外来語表記
  『西洋紀聞』の片仮名表記
  『西洋紀聞』の外来語
  片仮名表記の特徴
  『西洋紀聞』の諸写本での外来語表記

第八章 明治以降の日本語
  東京語にもとづく共通語の確立
  言文一致の運動
  西欧語からの影響
  音韻と文字・表記法
  外来語と新しい漢語
  「的」とその造語力
  漢語の進出
  語法上の諸問題
  言文一致体と西欧語的表現

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Last-modified: 2022-08-08 (月) 10:04:10