日本語で生きる・5
ベネッセ
1987年11月16日 第一刷発行
1996年11月11日 第二刷発行
企画 大野晋・丸谷才一
装丁 和田誠
歌詞は世につれ唄につれ 柴田南雄 7
Ⅰ 民謡をたずねて
夜見ヶ浜・松の盛り唄 野坂昭如 16
日本民謡集『むさしの』 兼常清佐 28
Ⅱ 時の流れに
明治のたたかいの歌 矢沢保 54
保線の魂 橋本克彦 80
昭和の軍歌史 長田暁二 87
Ⅲ 愛唱歌のふるさと
歌をたずねて 毎日新聞学芸部
赤とんぼ 喜早哲 111
童謡…そして唱歌 藤山一郎 115
訳詩に手を出す 金田一春彦 126
Ⅳ 現在《いま》を歌う
かなしみの歴史 見田宗介 140
流行歌二題 多田道太郎 154
よく噛めよ 黒柳徹子 161
甲子園でなり響け 柴田南雄 164
替え唄文化バンザイ! 黛敏郎 167
メロディで通じる懐しさ ジェリー・ドノヴァン 174
諦めと洞察 天沢退二郎 183
V オペラと歌曲の散歩道
いつも歌謡曲があった 雑喉潤 194
マーラー「大地の歌」の原詩について 吉川幸次郎 202
フィッシャー゠ディースカウ小論 畑中良輔 211
『詩人の恋』を聴く 吉田秀和 223
オペラは目をつぶって観るものだ 福田恆存 229-239