渡辺実
大鏡の人びと 行動する一族
中公新書830

昭和62年2月25日発行


序章 万寿二年のこと 3
 第一節 物の怪の叫び  4
  后の位
  東宮の位
  ねらわれる東宮位
  東宮退下の条件
  失意から呪いへ
  今ぞ胸あく
 第二節 男の目  23
  歴史物語
  藤原北家
  大宅世継
  道長讃美
  人物の器量
第一章 「みやび」のころ
 第三節 風流貴族のなげき  4・
  承和の変
  応天門の変
  伊勢物語
  貴族の心
  傷つかぬ心
 第四節 天神の怒り  56
  阿衡詮議
  時平と道真
  道真失脚
 第五節 胸に打つ釘  69
  忠平とその息たち
  権力欲
  護る霊
  非道と背信
  百鬼夜行と夢違え

第二章 「もののあはれ」のころ(上)
 第六節 后のねたみ  88
  後宮の争い
  嫉妬の種
  教養の女性
  権力の女性
  実在の母后
  物語の母后
 第七節 「あまがへる」
  仮名ノフミ
  骨肉の憎悪
  兼家の不満
  花山院おろし
  蜻蛉日記
  理解し合えぬままに
 第八節 帝王の「くるひ」  巧
  奇行の血
  型破りの帝
  標準規格外
  「くるひ」における純

第三章 「もののあはれ」のころ(下)
 第九節 敗者の気位  瑠
  兼家の息たち
  中関白家の春
  知性の明るさ
  中関白家のつまずき
  中関白家没落す
  怨霊になれぬ者 ならぬ者
 第一〇節 勝者の備わり  
  後宮制覇への布石
  後宮制覇進む
  後宮制覇完了近し
  後宮完全制覇成る
  道長の人となり
  道長と光源氏

終章「こころたましひ」のころ
 第一一節 別れの拍手
  新しい生き方
  新しい文章

あとがき


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 09:56:25