滝浦真人
大修館書店2005
ポライトネス理論からの再検討
isbn:9784469221718
はじめに
1 敬語の思想史──〈敬意〉と〈関係認識〉の相克/3
1 システムの鳥瞰者たち──ロドリゲスとチェンバレン
2 発見された敬語──三橋要也と山田孝雄
3 〈敬意〉の実体論批判──時枝誠記
4 虚礼のシステム──三上章
5 "うやまう心"の"まことの言葉"──金田一京助と今
II ポライトネスと敬語-人間関係と〈距離〉/0
1 儀礼としての相互行為──デュルケーム、ゴフマン、穂積陳重
2 儀礼論と語用論の出会い──ブラウン&レヴィンソンのポライトネス
3 ネガティブ・ポライトネス──"いま・ここ"にいないかのように
4 ポジティブ・ポライトネス──私はあなたの欲するものを欲する
III 敬語の語用論のために/207
1 敬語と人称-「人称説」とは何だったか
2〈視点〉と〈距離〉の敬語論-語用論の可能性
むすび──敬語論の展望
注
あとがき
文献
人名索引