發音辨義は星野多仲の輯で明治十年の出板。一字數音あるものを蒐め、畫數に之を序でゝ音變る毎に大字を出し、音と義と例證とを註したもので、發字便蒙は四聲に別けて出したのを今は一字の下に併看するの便が有るやうにして有る。之によると敦の八音(度官反を出さぬは詩集傳の説と用ひたのか)が最も多く、賁辟厭数の七音之に次ぎ、從隋單填が六音で、この九字以外は五音を越ゆるものは無いやうだ。收むる所六百二十九字。
(岡井慎吾『日本漢字学史』)


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 09:59:32