福田邦夫
色の名前はどこからきたか : その意味と文化
青娥書房
1999
序にかえて
まえがき
Ⅰ章 色の分類
1 日本人の色の呼び方 10
2 色名はどこまで翻訳できるか 19
3 色と色名の関係は時代とともに変る
4 色と色名の順番 36
Ⅱ章 赤そしてピンク
1 赤-色彩象徴の森 48
赤紫、紫味の赤
いわゆる赤と黄味の赤
2 ピンクー幸福な人生そして悲哀・…-70
Ⅲ章 橙と茶色の仲間
1 朱色-赤と橙の間の東洋美…・.・77
2 橙(オレンジ) 時には自然、ある時は不自然・.….84
うすい橙 いわゆる肌色について……88
3 茶色(ブラウン) 平凡または自然美・.・...91
橙と茶の境界……94 赤味の茶……98 いわゆる茶色…………
黄味の茶色…… 明るい茶、薄い茶ー素材の美……
Ⅳ章 金色と黄色そしてオリーヴ
1 金色-神秘と通俗
2 黄色-現実主義、効率主義の象徴
明るい黄、薄い黄……119 鈍い黄、灰味の黄……123
3 オリーヴ 暗い黄の変容……126
V章 緑
1 黄緑1いわば自然の恵み
鈍い黄緑、灰黄緑…… 濃い黄緑……
2 緑-安全と平和、理想と郷愁
緑色の固有色名…… 鈍い緑、柔らかな緑……
明るい青-空色……
3 青緑ー緑と青の境界
Ⅵ章 青
1 青ー空と水の抽象
緑味の青…… もっとも日本的な青……
紫味の青と濃い、深い青……
2 明るい緑、薄い緑……
Ⅶ章 紫
1 西洋の紫、日本の紫…:
2 青味の紫-董色、藤色、季節の花々…・・
3 紫ー古代日本の色の王者……
紫の価値観…… 紫の色名分類……
Ⅷ章 無彩色ー白・灰色・黒
1 無彩色-色味のない色……
2 白-古代で最上の色、現代人の嗜好色……
3 灰色-白と黒に及ばぬ無彩色、色彩の尽きるところ……
明るい灰色…… 普通の灰色……絣 暗い灰色……
4 黒 光の窮極、光の起源……
色名索引……