蔵書一代 なぜ蔵書は増え、そして散逸するのか
2017年7月14日 初版発行
紀田順一郎
発行所 松籟社

http://shoraisha.com/main/book/9784879843579.html

序章 〈永訣の朝〉 7
第Ⅰ章 文化的変容と個人蔵書の受難 17
 いずこも同じ、本とのバトル
 古書界を襲った大変動
 地方に書斎・書庫を構える
 蔵書散逸への予感
 公共施設はパンク状態
 夢と消えた「蔵書館」の構想
 新たな書斎、新たな出会い
 蔵書の断捨離を考える
 蔵書は「業績」なり
 ついに直面、「老いと蔵書」
第Ⅱ章 日本人の蔵書志向 61
 名だたる昭和の藏書家
 蔵書はなぜ増えるか
 図書館の原点は個人蔵書
 近代化の補助車輪
 未來記の中の図書館
 近代藏書家の誕生
 明窓浄机の裏に涙あり
 円本ブームの生んだ大衆藏書家
 風雪時代の藏書家
 古書ブームと藏書家の世代交代
 出版ブームの終焉と蔵書の変貌
 蔵書マインドの衰退
第Ⅲ章 蔵書を守った人々 101
 残ったのが奇跡
 戦時下、四十万冊の書物を救出 105
 乱歩、蔵書を守り抜く 111-126
第Ⅳ章 蔵書維持の困難性 127
 分散を避けたい個人の旧蔵書
 日本の蔵書思想の限界
 新しい読者の実像
 蔵書の定番が生まれた昭和中期
 胸が熱くなるような表現
 蔵書形成の初期コスト
 本が本を呼ぶ
 黄金時代の終わりと蔵書の変質
 共有地の変貌
 どうなる、日本人の蔵書
 蔵書の死蔵を避けるために
 日はまた昇る
参考文献 181-185
あとがき 二〇一七年五月 著者 187-188
著者年譜 190-206


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 07:52:55