藤堂明保
『漢字の 過去と未来』
岩波新書(黄版)205
1982年9月20日 第1刷発行
blockquote>
まえがき
I 漢字の社会的背景
1 漢民族文化の源流
2 封建制から律令国家へ
3 漢字の役割
4 漢字と身分差別
II 漢字の成立と変容
5 漢字の成立
6 甲骨文字
7 字体の変遷
8 文字改革の運動
9 簡体字の現状と将来
III 漢語と日本語
10 古代日本の漢字文化
11 かなの登場
12 日本語にとけこんだ漢語
13 和訳された漢語-複訓
14 漢語の字音読み
IV 国語改革への展望
-漢字教育をめぐってー
15 逆流のなかの国語表記
16 漢字をふやしてはならない
17 漢字教育の基本</blockquote>
blockquote> 「Ⅲ漢語と日本語」の部分は、岩波講座『世界歴史6』所収の「漢字文化圏の形成」という論文と、『漢字とその文化圏』(光生館)を元にして簡略にし、かつ筆を加えたものである。そのさい『日本語の歴史2・文字とのめぐりあい』(亀井孝ら編集、平凡社から多くのヒントを得たことをあらためて感謝する。</blockquote>