幻裡庵宇津忠重
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/ka/kaidai_ka147.html

http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/k5/kokusyo_ko091.html>
ことばのたまのをえんやく
   詞玉緒延約 七巷 幻裡菴主
 本居宣長の「詞の玉の緒」を増減したるもの。凡例に曰く、「本居ぬしの詞玉緒に、敷島の道に入る人の枝折に物せられし書ながら、彼格此格といと多きに建てられたるが、中には同じ條なるをも、異れろ條の様に分けて擧られたる上に、さらに又一つの格、一つの何などとさへ分られたれぱ、初學には中々に煩はしく、又、其の語意語釋を能く解き分けられたるに。少しく違へるが多く、又語釋なきが多けれぱ、いよ〳〵初學の人には思ひ煩ふことなむ多かりける故、吾等が師幻裡菴の聖、そをいたく愁ひ給ひて、其の玉緒の同じ條なるを別條にせる杯ば、上の一條に約め、彼の説の違へるをぱ正し、足らざるをば辭を延し、語意語釋を審にしてさとし給へれぱ詞玉緒延約とはいふなり」とあり。其の梗概を伺ふべし。而して七巻なるか、合せて上中下三冊とし、上巻には玉緒の一二両巻の事を記し、中巻には同三四の巻、下答には同五六七巻の事を記せり。著者の口述を弟子宇津忠重、渥美徳隣、御倉宣隆の三人が筆記したるものなり。


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 09:56:22