谷崎潤一郎
小説


かね/゛\卑しめて居た東北訛りの鼻にかゝる話振さへ、さう云ふ女の舌たるい唇から語られる時は、じめ〳〵とした哀愁に、旅情をそゝられるやうな氣がした。


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 08:45:22