鈴木丹士郎
『江戸の声』
教育出版
2005年8月27日 初版第1刷発行
ISBN:4-316-35940-1
浮世風呂
はしがき
一 子どもたちのさざめき
1 二百年前の幼児語
2 百七十年前の幼児語
3 どんなことから幼児語ができるか
4 「小娘」たちのスケジュール
二 女性たちのかまびすしき話し声
1 町の女の「お屋敷ことば」
2 奉公の年齢、成人の年齢
3 遊ばせことば
4 女房詞から女中言葉へ
5 女性の言葉遣いにもとめられたもの
6 「もじ」言葉など
7 下層階級の女性たちのことば
8 気がねや遠慮のない江戸ことば
三 身分がもの言う武士のことば
1 武士にも使い分けがある
2 「武士らしい」言葉
3 自分をさす言葉・相手をさす言葉
4 武士と町人の問
5 武十らしい「自分をさす言葉」
6 大名や上級旗本たちの言葉
7 将軍や御三家の言葉
8 大奥で使われた武士の言葉
9 漢語じたて
10 漢語じたての背景
四 通じ合う江戸市中の方言
1 中央語は上方語から江戸語へ
2 方言の東西区分
3 江戸時代の方言書
4 話し言葉の上方方言
5 話し言葉の上方方言
6 話し言葉の江戸方言
「さかい」「から」論争までの流れ
7 上方方言と江戸方言における文法の違い
あとがき