鈴木康之編(1977)『国語国字問題の 理論』むぎ書房
第一部 言語政策をめぐって 5
一、言語政策の歴史〈宮島達夫> 7
二、言語政策と国語教育 当用漢宇改定案への批判 〈鈴木康之〉
1 当用漢字改定の試案
2 今回の当用漢字改定の背景
3 当用漢字の性格がかわるのか
4 音訓増加の問題
5 異字同訓の問題
6 同字異訓の問題
7 熟字訓の問題
8 おくりがなの問題
9 おいぼれた国語審議会委員
10 無視された国研の資料
11 改革のおしすすめられた時代
12 逆コースを歩みはじめる時代
13 政府・文部省の責任
14 われわれの責任
15 これからの漢字教育
三、最近の国語問題の動向とこれからの国語教育 鈴木康之
1 はじめに
2 性格のかわった国語審議会
3 めやすとしての当用漢字へ
4 漢字表改定の基本方針
5 漢字表委員会の基本的な態度
6 改定にあたってのおもな観点
7 戦後の国語改革の正当性
8 戦後の改革のお役所的な面
9 当用漢字の絶対視
10 国語改革の普遍性
11 言語と文字との関係
12 専門語と一般語とのずれの原因
13 専門語の大衆化と攀との関係
14 これからの教育への影響
15 わたしたち自身の反省
第二部 ことばと文字
四、文字の表音性と表意性 鈴木重幸
表音性と表意性
かな
旧かなと新かな
漢字の表意性
漢字の表音性
むすびにかえて
五、 宮島達夫「近代日本語における漢語の位置」
六、和語の漢字表記 宮島達夫
1 漢字の表語性と表意性
2 一表記一語へのうごき
3 一語一表記へのうごき
4 かながきへの変化
七、現代かなつかいの意義〈鈴木重幸〉
まえがき
1 現代かなつかいの性格
2 現代かなつかいの問題点
3 現代かなつかいの意義
むすびにかえて
あとがき〈鈴木康之〉