中公新書924
鈴木棠三著
俳諧の系譜 その笑い
1989年5月25日発行
はじめに
Ⅰ俳諧の柤形
ワラフ漢字
フラフ歌6
隠題の歌と物名歌
無心所著歌
『万葉集』から『古今集』へ
物見の歌22
折句歌26
物名歌の消長28
Ⅱ俳諧歌とその周辺……………31
短歌という長歌32
いろはたんか37
いろは短歌の趣向43
ことわざカルタ48
カルタの形態54
カルタをタンカと呼ぶこと58
旋頭歌60
誹諧歌の旗揚げ
『千載集』の誹諧歌68
俳諧歌の流れ72
狂歌73
誹諧と俳諧75
Ⅲ連歌の登場……………………………………79
筑波の道80
天才源俊頼84
勅撰集に登場する連歌86
短連歌の長篇化
式目とは
連歌ブームの笑い話94
式目完備の形響95
Ⅳ俳諧の連歌
『菟玖波集』の時代
最古の撰集『竹馬狂吟集』
荒木田守武の試み
守武と宗鑑…
連歌師の誕生丿
連歌の商品化
連歌師の旅
宗祗、宗長の伝説
才の楽しみ
盗人をとらえて見れば
矛盾を句にする
V宗長と宗鑑
山崎宗鑑
宗長と宗鑑の応酬140
師弟の天分と滑稽の質
売文家としての宗鑑
性的句と涜神的句の増加
Ⅵ俳諧と雑俳
『油糟』と『淀川』164
貞徳流俳諧とは
貞門から談林へ
前句付の流行
雑俳興行
川柳
あとがき