長谷川法世
一九九五年六月三〇日 第一刷発行 集英社文庫
本作品は、1995年10月よりNHKで放送される「朝の連続テレビ小説」の原作である。
この作品は書き下ろしです。
小説
今宮美歩は完壁な大阪弁で言った。
[…]
博多に来て大阪弁ばしゃあしゃあと使うとが気に食わん
のぼせとお
横着、慢心しているという意味の博多弁
「失礼」と言った。大阪弁のアクセントだった。
完全無欠の大阪弁
俺は博多ば捨てた男たい。二度と帰るわけにやあいかん
そう博多弁で考える矛盾
大阪弁を使うのは、三苫愛子が他郷から転入したばかりの美歩に博多弁丸出しで話しかけてくるからでもあった。
博多弁と東京弁の入り混じった話し方