阪倉篤義
寿岳章子
樺島忠夫
1960.10.31
三一新書


まえがき
第I部 近代日本語への一つのみち
 第一章 女の名前(寿岳章子)
  女の名前の今昔
  江戸時代の女の名前
  明治維新以後の女の名前
  名づけの規準の変化
  これからの女の名前
 第二章 言文一致以前の文章(阪倉篤義)
  明治初期小説の読みにくさ
  翻訳小説・政治小説の文章
  後ろむきの小説と、その文章
  公用文の文章
  新聞の文章
  その他の文章
  文章改革の必要
 第三章 近代の文章の形成(阪倉篤義)
  実利主義からの言文一致運動
  話すように書く
  話すように書く方法
  話すように書くことの意味
  言文一致化へのけわしい道
  言文一致文の確立と浸透
  言文一致化の完成と今後の問題
 第四章 新聞の文章の形成(寿岳章子)
  新聞と私たち
  新聞の今昔
  新聞をつくりだす人々
  新聞を読む人々
  新聞の文章のうつりかわり
  客観的報道への接近
  みだしの変遷
第II部 言葉と言語行動のありかた
 第五章 ボナンザグラムの言語学(樺島忠夫)
  ボナンザグラムは国語の先生
  ボナンザグラムはなぜ解けるか
  機械に文章を作らせる
  文脈の働きの強化と縮小
 第六章 言語行動と能率の問題(樺島忠夫)
  言葉と能率
  表現における困難の回避
  表現の標準化の効用
  事務能率と言葉
  言語行動とコントロール
 第七章 山下清の日記(寿岳章子・樺島忠夫)
  精神薄弱児の文章
  山下清の生い立ちと日記の成立
  日記はどのように書かれているか
  どれだけの語で書かれているか
  文構成の特徴
  表現の特徴
結び あすの日本語をめざして(阪倉篤義・寿岳章子・樺島忠夫)
  言葉の変化の方向を知る
   言葉はながれる
   言葉のながれの方向を知ることの意義
   言葉の変化にはたらく力
    (言葉の体系のうつりかわり・言葉を変えないでおこうとする方向/無秩序な変動の方向・因果論的な変動の方向・目的論的な変動の方向)
  あすの言葉づくりの問題
   あすの言葉づくりは一部分に手を加えるだけでは不可能
   言葉の問題を考えるにはどのような条件のもとにあるかを知ることが必要
   しんぼうづよい不断の努力を払おう
資料文目次


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 10:04:39