阿部牧郎 小説
佐賀弁風会話 関西弁風会話
九州の言葉をきくと、なつかしいよりも得意な気がした。史蹟への道順をたずねられると、紙に地図を書いて説明してやった。意識して京都の言葉をつかおうと思わない。だが、気がつくと、それらしい訛が口をついてでるようになった。