石川雅望・関豊修
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/k1/kokusyo_ka047.html
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/ka/kaidai_ka007.html
http://blog.livedoor.jp/bunkengaku/archives/50712067.html>
新潮日本文学大辞典 亀田次郎
冨山房国史辞典 岡田希雄
雅言集覧 五十巻廿一冊
石川雅望の著で(い-か)の部は文化九年(よ-な)の部は嘉永二年刊行。以下寫本。後明治二十年「増補雅言集覧」の刊行がある。本書は作家作文の參考書として主に平安朝時代の文學書から語を集めいろは順に配列して用例・出典を講しく記してゐる。一般辭書としては語釋の不十分、俗語の省略等缺點はあるが所謂雅言を豊富に集めた點では今日も猶これに及ぶものがない。
【末書】
「雅言集覽増補」十三巻「雅言集覧続編」三十二巻に文久三年保田光則著。前者は雅言集覧の(い-な)部を増訂したもの、後者は雅言集覧の(ら)以下の寫本で伝つてゐるのを知らずにこれを補ふべく自ら編したものである。
「増補雅言集覧」三冊 中島廣足著。明治廿年刋、同卅六年再版。
(亀田次郎「国語学書目解題」)