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音圖大全 おんづたいぜん 語學書 一鋪
【著者】堀秀成
【刊行】明治九年十一月。音義全書(別項)に收めて大正二年刊。
【内容】五十音圖五段十行を音義から説明した圖表で、縱の行に開口、合口。張、縮。清、濁。内、外。本音、次音。通義の別ある事。横の五段に昇、降。天、地、氣。張、縮の別ある事及び五段は萬物の父、萬物萌騰、萬物本、萬物發生、萬物の母である事を圖示し、次に五十音の各音の音義を、即ちアイウエオ、クスツヌフムユルウの十四字には五義づつを、他の三十六字には三義づつを示したものである。五十音の各音について悉く音義を註したものであつで、著者の音義説の精髄である。その點に於いて本書は秀成の著書中最も重要視すベきものである。但しその所説は、取るベき點が無いでもないが、多く牽強附會で直ちに用ひ難きものである。
【附記】この圖を著者が解説したのものに「音圖大全解」(五卷、音義全書所收)がある。             〔龜田〕


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Last-modified: 2022-08-08 (月) 10:02:56