関根為宝
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/kokusyokaidai/o/kokusyo_o052.html>
おんゐんかなづかひ
音韻假字格 寫本 一巻 關根爲寳
字音の假名の定説を示したるものなり。基くところは、菅原古人の『音韻略』、釋安然の『音韻格』等なりといふ。
◎關根爲寶のことは「假名類纂」の下にあり。
http://www.let.osaka-u.ac.jp/~okajima/uwazura/syomokukaidai/a/kaidai_a062.html
音韻假字格は菅原古人の音韻略、僧安然の音韻格といふものを出し、次に関根爲寶が韻鏡によりて其の音の文字を填めたもの。古人は弘仁十年(一四七九)安然は延喜十五年(一五七五)に亡くなった人で倶にこの書の上代の末に屬する、その時分に略とか格とかいふものが有ったらうか。
(岡井慎吾『日本漢字学史』)