『香川大学国文研究』28
2003
本論文の目的
鼻音要素の有無と四つ仮名
蜆縮凉鼓集の現状認識との関係
二つの発音法の「不整合」
「濁るといふも其の気息の始を鼻へ洩すばかりにて」について
撥音に注目するもう一つの理由
『蜆縮凉鼓集』に見る前鼻音要素
亀井孝「蜆縮凉鼓集を中心にみた四つがな」
高山知明「破擦音と摩擦音の合流と濁子音の変化」
高山知明「十七世紀末の前鼻音の実態について」
高山知明「耳障りになったザ行音」
高山倫明「日本語音韻史研究とその課題」
橋本進吉「国語に於ける鼻母音」
本論文では、「蜆縮涼鼓集」を使用