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[[山口仲美]]
2006
『日本語の歴史』 
岩波新書(新赤版)1018
#amazon(4004310180, , )

[[日本語史概説書]]


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日本語がなくなったら
あなたの問題
  織物をつむぐ糸
  日本語がなくなったら
  何をめざして
  話し言葉と書き言葉のせめぎあい


漢字にめぐりあう 奈良時代
  話し言葉の時代
  「清麻呂」は「穢麻呂」に
  本名を知られてはならない
  困った問題
  日本人は「借りる」ことを選んだ
  「借りた」ために起こった苦労
  漢字に日本語の読みを与える
  万葉仮名の誕生
  一字一音が基本
  訓読みの万葉仮名
  戯書の万葉仮名
  動物揃え
  日本にも文字があった?
  日本固有の文字はなかった
  現在の発音は
  奈良時代の発音は
  「恋」と「声」の「こ」の音は別もの!
  現在には無い発音
  どんな言葉が使われていたのか


文章をこころみる 平安時代
  日本最古の文章は
  天皇は自分に敬語を
  漢式和文という名前で
  日本語の文章を書き始めたのは、いつ?
  男性たちは漢式和文で日記をつけた
  最もステイタスの高い文章とは
  奇妙な翻訳
  漢文を和語で訓読する
  ヲコト点という面白い発明
  カタカナの発生
  漢字カタカナ交じり文の誕生
  『今昔物語集』は読める
  事件を活写する
  助詞・助動詞を小さく書く
  万葉仮名文から草仮名文へ
  ひらがなの思想
  女は、ひらがなを使う
  男も、ひらがなを使う
  ひらがな文には漢字も入る
  ひらがな文は話し言葉で書ける
  『源氏物語』は和歌的散文
  ひらがな文は、なぜ代表にならなかったのか


うつりゆく古代語 鎌倉・室町時代
  「係り結び」に注目
  強調するといわれても
  念を押して強調する
  指し示して強調する
  取り立てて強調する
  疑問や反語を表したい時
  現代に痕跡はあるか
  明けてぞけさは別れ行く
  「なむ一連体形」は衰える
  なぜ衰退したのか
  「なむー連体形Lの消滅
  「なむー連体形」の消滅
  慣用的な表現「とそ申しける」
  「こそ候へ」と固定化してくる
  「こそ;已然形」が生き残る
  「こそー已然形」が生き残る
  疑問と反語は、どうなったか
  終止形が連体形と同じ形に
  文の構造を明示する
  論理関係を明示する
  武士たちの言葉


近代語のいぶき 江戸時代
  話し言葉は会話文に
  地の文は書き言葉で
  「じ」「ぢ」と「ず」「づ」の発音が現在と同じに
  清音は、どうなっていたか
  母には二度会ったけれど
  謎が解けた
  「大工調べ」に江戸語の面影
  「アイ」が「エー」に
  「エー」になる、その他のパターン
  町人階級の言葉
  上方では町人階級でも使わない
  上方語と江戸語の対立
  なぜ「かんのん」なのか
  「アナタ」「オマエ」も江戸時代から
  「オメー」「キサマ」も尊敬語
  「ワタシ」「ワシ」も江戸時代から
  「オレ」は女性も使った
  武士は自分を何と呼ぶか
  敬語表現も現在の源流
  丁寧表現も現在に連なる
  「である」「だ」も現れた
  女性は「お」と「もじ」を愛用する
  ありんす言葉


V 言文一致をもとめる 明治時代以後
  話し言葉を統一せねば
  東京語を標準語に
  漢字御廃止の議
  幕末の文章は、すべて文語文
  なぜ話し言葉と書き言葉は離れるのか
  公用文を漢字カナ交じり文で書く
  漢文直訳調が勢いづく
  福沢諭吉の思想
  「ござる」体の登場と言文一致の挫折
  なぜ言文一致は難しいのか
  西洋文明の吸収は、どう行なわれたか
  翻訳も漢文直訳調で
  「かなのくわい」と「羅馬字会」が設立された
  円朝の語り口が言文一致体の手本に
  二葉亭四迷の試み
  翻訳も言文一致体で
  山田美妙と嵯峨の屋おむろの言文一致体
  言文一致体は再び暗礁に
  普通文の台頭
  尾崎紅葉の「である」体
  「である」体は、なぜ受けたか
  言文一致会の設立
  最後になった公用文
  個性の出せる言文一致体


日本語をいつくしむ
  過去からの贈り物
  豊かさと煩雑さの狭間で
  どう折り合いをつけるのか
  語彙が多すぎる?
  カタカナ語をどうするか
  日本語の論理性を生かすには
あとがき
参考文献

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